「俺は、由宇が好きだ。雅也からも、告白されて、雅也を選ぶかもしれない・・・。」 「紘・・・。」 「悪い。今は何も言わないでくれ。返事は後で聞く。」 「あのさ・・。」 シー 紘は、口の前に人差し指を置いて、あたしを黙らせる。 「今まで、傷つけてきて、本当にごめんな。」 あたしの頭を、ぽんぽん、ってやって、ステージのほうへ帰っていく、紘。 頭が回らない。 これは夢?