そこへジェシークリスタルがやって来た。
「契約管理システムが、シュウに深刻な事態が発生した事を伝えてきたが、今度は何があった!」
ジェシーがみんなから離れた所で、台風のまっただ中にいるようなシュウを見つけた。
「あれか」
「この写真を見てあんなふうになってしまったんです」
ジェーシーは、中沼から泥のついた写真たてを受け取った。
「これは?」
「シュウ様の本当の母親の写真です」
「今の親はもう見つかったのか?」
「いいえ、まだ見つかっていません」
中沼は首を横に振った。
「なるほど、本当の親に代わって育ててくれた人達が見つからないというのに、
あいつを苦しめた実母の思い出だけが、亡霊の如く復活してきたって訳か」
ジェシーは、シュウのもとへ瞬間移動、上空から彼に能力を使おうとした。
「あの術は!」
とさやか。
「まさか、シュウ君から産みの親の記憶を消そうとしているのでは!」
エレーナはジェシーの元へ飛び、止めに入った。
「シュウ君の記憶を消すのはやめて下さい。
いくら何でも、それはあんまりです。御母さんの記憶なんですよ」
「何時までもこんな状態にしておくわけにはいかないだろう。
それに記憶を消すのではない。封じるのだ!」
そう言うとジェシーはシュウの頭から術をかけた。
やがてシュウは地面に倒れ、眠った。
今まで、シュウの周りであれほど吹き荒れていた台風のような嵐は、うそのように消えた。
「ご主人様の記憶、消しちゃったんですか!」
プリシラが、駆けつけて来た。
「シュウは、今まで実母の辛い記憶を自らの中へ封印してきた。
そうしないと、あいつは生きてこられなかった。
育ての親が行方不明中に、あんな写真が出て来たせいで、あいつの中で封印が解けてしまったのだ。
自力で封印出来ないから、私がその手伝いをしたのだ」
「じゃあ、記憶は消された訳じゃなかったんですね」
プリシラはほっとする。
さやかと中沼も胸をなでおろした。
「それにしても、3人もついていながら、お前ら、こんな事も出来ないのか!
特に、エレーナ! お前、中間クラスになったんだろうが!」
ジェシーは、怒りをぶちまけた。
天上界の危機、清らかな心の人間はなかなか見つからず、契約管理官の業務も多忙を極め、ジェシーもそうとう焦燥感に駆りたてられていた。
「契約管理システムが、シュウに深刻な事態が発生した事を伝えてきたが、今度は何があった!」
ジェシーがみんなから離れた所で、台風のまっただ中にいるようなシュウを見つけた。
「あれか」
「この写真を見てあんなふうになってしまったんです」
ジェーシーは、中沼から泥のついた写真たてを受け取った。
「これは?」
「シュウ様の本当の母親の写真です」
「今の親はもう見つかったのか?」
「いいえ、まだ見つかっていません」
中沼は首を横に振った。
「なるほど、本当の親に代わって育ててくれた人達が見つからないというのに、
あいつを苦しめた実母の思い出だけが、亡霊の如く復活してきたって訳か」
ジェシーは、シュウのもとへ瞬間移動、上空から彼に能力を使おうとした。
「あの術は!」
とさやか。
「まさか、シュウ君から産みの親の記憶を消そうとしているのでは!」
エレーナはジェシーの元へ飛び、止めに入った。
「シュウ君の記憶を消すのはやめて下さい。
いくら何でも、それはあんまりです。御母さんの記憶なんですよ」
「何時までもこんな状態にしておくわけにはいかないだろう。
それに記憶を消すのではない。封じるのだ!」
そう言うとジェシーはシュウの頭から術をかけた。
やがてシュウは地面に倒れ、眠った。
今まで、シュウの周りであれほど吹き荒れていた台風のような嵐は、うそのように消えた。
「ご主人様の記憶、消しちゃったんですか!」
プリシラが、駆けつけて来た。
「シュウは、今まで実母の辛い記憶を自らの中へ封印してきた。
そうしないと、あいつは生きてこられなかった。
育ての親が行方不明中に、あんな写真が出て来たせいで、あいつの中で封印が解けてしまったのだ。
自力で封印出来ないから、私がその手伝いをしたのだ」
「じゃあ、記憶は消された訳じゃなかったんですね」
プリシラはほっとする。
さやかと中沼も胸をなでおろした。
「それにしても、3人もついていながら、お前ら、こんな事も出来ないのか!
特に、エレーナ! お前、中間クラスになったんだろうが!」
ジェシーは、怒りをぶちまけた。
天上界の危機、清らかな心の人間はなかなか見つからず、契約管理官の業務も多忙を極め、ジェシーもそうとう焦燥感に駆りたてられていた。

