「着いたよ、荷物下ろしたから行ってきな?」



いつもなら優しく感じるおばあちゃんの声は、少し


だけ切なくて、私は胸がキュッと痛くなった。



私は、トントンとおばあちゃんの肩を軽くたたいて



明るめの声で話す。



「おばあちゃん、一生会えないわけじゃないんだか



ら、そんな悲しい顔しないで?…私はいつでも会い



に行くよ。…じゃあ、行くね」