~立花家~

「こんにちは。立花光輝です。」

「ごきげんよう。」
「こんにちは。」


わたしたち二人は、立花光輝を諦めさせるために
立花家を訪ねていた。

……


………



………………





「で、二人は恋仲だから、僕が諦めろ、と。」

「そうです。」

瞬の執事スマイル炸裂!


「執事のくせに、調子乗んなよ?佐原。」
「美那が俺を選んだからここに来てるんだよ。
ホント、変わんねーな。立花クン?」


し、知り合い?

なんか、仲悪そうだし……。



「気にしないでいい。
コイツは、俺の中学ん時やたらと絡んできたアホだ。」
「ちげーよ!絡んでねーよ!」


「と、とにかく。諦めて下さい!」


・・
「まぁ、美那も本気みたいだし。
今日は、ひとまず解散。
だけど、手放す気は毛頭ねぇよ。」

「おい、立花。気安く美那を名前で呼ぶな。気持ち悪い。」