暴走族総長は婚約者~甘い1ヶ月同居~

咄嗟に口から出た言葉。

こんな事言ったって、助からない事くらいわかる。

けれど、怖くてたまらなかった私は叫んでた。


「え…」


私は、甘い匂いに包まれてた。

この匂い…


「咲夜君?」


安心した私は、咲夜君を強く抱きしめて泣いた。


「ウ、ッ、…」


咲夜君は、私が泣き止むまで優しく頭を撫でてくれた。