チャリパイ・スピンオフ~テロリスト羽毛田尊南~


「おっ♪やってる、やってる♪」


「映画みたいでカッコイイですにゃ♪」


移動販売トラックに乗って、ゆみとメイの二人も、セイの所へと合流してきた。


「さすがセイさん♪
車との距離50センチ位で、見事に散らしてますね♪」


「当たらないようにするのが、案外難しいのよね……」


右へ左へと映画のカースタント並みに爆弾をかわしながら、アニキは、一体誰がこんな爆弾を仕掛けたのか考えていた。


「さっきのジュース売りの女もきっと仲間に違いないな……おい!そっちじゃねえ!右だ!いや左だ!」


と、その時、車を運転していたヤスが、外を指差しながら突拍子もない声を上げた。


「あっ!アニキ!
さっきのジュース売りと変な女が、こっち見て笑ってますぜ!」


それを見てアニキは確信した。
爆弾を操作しているのは、ジュース売りの隣で何やら四角い箱を持っているあの女に違いない。