チャリパイ・スピンオフ~テロリスト羽毛田尊南~


次の地点へとやって来たアニキ達の姿を目にして、セイが待ちかねたように微笑んだ。


「“爆弾仕掛けまくりコース”へようこそ♪」


まるで、ゲームを与えられた子供のように嬉しそうな顔のセイの手には、ボタンの沢山付いたリモコンが握られていた。


そのリモコンのボタンのひとつを押すと……



ドッカ~~ン!


「うわあぁぁ~っ!」


アニキ達が乗って走る車のほんの数十センチ後ろから、爆発音と共に火柱が上がった!


その爆発を始めとして、アニキ達の車を追いかけるように、次々と爆発が襲いかかっていく。



ドカ~ン!ドカ~ン!
ドカ~ン!ドカ~ン!


「ぎゃああ~~!!」

「助けてくれ~~!!」


後ろからだけではない。


ヤスがハンドルを右に切れば右から、左に切れば左から、スピードを上げて振り切ろうとすれば前からと、まるでアニキ達を弄んでいるようだ。


「頼むから、俺のバイクの所だけは爆発させないで下さいよ……セイさん…」


少し距離をとって前を走っていたシンは、不安げにそう呟いた。