「それだ!」
出前持ちの話を聞いたアニキとヤスは、走って倉庫の外へ出ようとしたが、アニキが思い付いたようにヤスを制止した。
「ちょっと待て、二人共この場所を離れるのはマズイ……俺が先に行って来るから、お前はその次だ」
「ええ~っ!それじゃ、早く帰って来て下さいよ!アニキ!」
一億円と鶴田教授を見張る為、ヤスが残りアニキは外へと出て行った。
出前持ちは、申し訳なさそうに頭を下げて謝った。
「どうもスープの配合を間違えたようで……急いで戻って新しいのを持って来ますんで!」
そう言い残すと、アニキに続いて出前持ちも倉庫の外へと出ていった。
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