そして約束の正午12時になった。


それと同時に、羽毛田の持っていた携帯から、突然、最近人気の上がってきた“アキバ系萌えアイドル”の歌が大音量で流れ出した!


「うわあ~っ!!
なんだぁ~!この恥ずかしい着メロは!」


羽毛田は、顔を真っ赤にしながら慌てて携帯の着信ボタンを押した。


「もしもし!お前が犯人か?」


『エライ♪エライ♪
ちゃんと約束通りに来たみたいだね。』


電話の向こうの声は、男の声だった。
音声を変えていないのは、警察が声紋などを調べても自分は捕まったりしないという自信があるのか……
その喋り方にも、なにか人を小バカにした様な大胆不敵な様子が感じられた。