人一人分くらいの間隔をあけて夜霧の横に座る。 そして前を見た瞬間、 「……!……綺麗……。」 あまりの綺麗さに満面の笑みがこぼれた。 ちょうど夕暮れ時で、辺りはオレンジ色の光に照らされ、キラキラと輝いている。 「こんな綺麗な場所が学校にあったんだ……。」 嫌なことも忘れられそうな……そんな気分になれた。