「村岡が携帯取りに来るって。」
「あ、うん。」
沈黙……。
どうしよ……。よく考えたら癒来の横にいるのは学校一のイケメン……。
癒来の持ってるハンカチは……。
……なんか今、癒来すごく贅沢?
でも、何話せば……。
そんなこと考えていると、夜霧くんがこっちを向いた。
「?」
夜霧くんの方を見る。
えーと……。
何だろう?顔になんか付いてる?
「熱……。」
「え?」
「野咲、もしかして熱ある?」
「……。」
確かに顔は熱い……。
自分のほっぺに手を当ててみる。
「気のせい!」
そう言って立ち上がり、歩き出す。
