「あ、ねぇ!まだ私たちお金もらってないんだけど〜!」 「俺も!」 「まぁ、ちょっと待てよ!誰が付き合う方に賭けたんだっけ?」 「せ……んぱい……?」 そこには香里の大好きな先輩の姿があった。 直接聞かなくてもわかった。 香里は賭けをされてた。 その日、香里から電話があって、全てを話してくれた。 「あの優しさは嘘だったんだね……。」 そう言って泣いた。