「……?」


俯きながら歩いていたら、突然見慣れない革靴が目に入った。


上を向くと、




「今君は人生を変えたいと思っただろう?」




奇妙な仮面を付けた黒スーツの男が立っていた。




「へ……?」


思わず間抜けな声を出す。




「そんな君にプレゼントをしよう。」


そう言って赤い封筒を差し出した。