クルリと。

一団の先頭…八坂 春院は踵を返す。

「よくもまぁ…有象無象が集まったものだ、お前ら如きに、僕の取り巻きが務まるとでも思っているのか、この愚物が!」

仮にも己を慕ってついてきているであろう者達に、何という暴言。

しかし。

「ああっ、閣下!何ていう荒々しいお姿!」

「その厳しいお言葉こそが、私達を未来の園へと導いてくれるんだわっ!」

春院の罵りに、寧ろ恍惚としている少女達。

…何、このドM娘達。