言い争う写楽と面々。

そんな中。

「っっっっ…」

背筋も凍るような悪寒に、写楽は思わず振り向く。

見れば白髪を逆立たせ、コロコロ笑う生徒会長の姿…。

いやん、グッドスマイリング。

「学園を愛するが故に、深読みしすぎてしまったのでしょうね…ええ、天神愛を感じます…天神学園生の鑑といえますね…本当に警察に通報しなくてよかったです…一歩間違えれば大騒動になる所でしたよ…文化祭中止の憂き目に遭う所でした…これは…」

ユラリと。

生徒会長の手が挙がる。

「文化祭妨害のテロとも呼べる行為ですよね…写楽君…?」