間もなく日没。
爆弾はいまだ見つからず。
日が暮れれば捜索は更に困難になる。
「くそっ…」
拳を握り締める写楽。
「時間がありません、生徒会長、学園内にいる客や生徒達の避難指示を」
ネコミミメイドが進言する。
「……」
言葉を発しない生徒会長。
ここで避難させるという事は、犯人の勝利となる。
爆弾の爆発を未然に防げないまま、避難するしかなかったという天神学園側の敗北となるのだ。
が。
「止むを得ませんね…」
絞り出すように告げる生徒会長。
多くの者の命には代えられない。
「副会長、学園内に残っている者の避難誘導を…」
爆弾はいまだ見つからず。
日が暮れれば捜索は更に困難になる。
「くそっ…」
拳を握り締める写楽。
「時間がありません、生徒会長、学園内にいる客や生徒達の避難指示を」
ネコミミメイドが進言する。
「……」
言葉を発しない生徒会長。
ここで避難させるという事は、犯人の勝利となる。
爆弾の爆発を未然に防げないまま、避難するしかなかったという天神学園側の敗北となるのだ。
が。
「止むを得ませんね…」
絞り出すように告げる生徒会長。
多くの者の命には代えられない。
「副会長、学園内に残っている者の避難誘導を…」


