「そりゃあまぁ…な」

こう言われてしまっては、ワンコ君もしっかり見守ってやるしかない。

「助けてやるから、俺の目の届かない所へ行くんじゃないぞ?」

「うん、わかったぁ」

「そんじゃ…とりあえず俺もクラスのメイド喫茶に戻らなきゃな…調理場がてんてこ舞いなんだ…」

「じゃあ私も手伝うよぉ」

二人手を繋いで。

ワンコ君とかおるは校舎裏から去っていく。