遼くんと偶然にも再会した日から1週間。

咲智も蒼も、あれ以来何も聞いては来なかった。

咲智と学校から帰ろうとしたとき。

校門の前に、誰かが待っていた。

「あの人...。」

なんとなく見たことのある顔。

「もしかして希望ちゃん?」

「えっ?」

突然、声をかけられた。

「ちょっといいかな?話があるんだ。」

急に何?!

ってゆーか誰ですか?!

そう思っていると、隣で咲智が教えてくれた。

「この人、蒼の友達だよ。この前の。」

あぁ!

だから見たことあったんだ!

でも何であたしに?!