「無理です。握手しましょ。」

チューって…ここ日本だから。


「握手ー?俺、いやだー」



殴っちゃってもいいかな?


「はい、握手。」


強制的に握手をした。


「莉亜ちゃん、ひどいー!」


「うるさい。」


声がデカい…。


「俺、傷付いた…」


「じゃあ保健室にでも行ってください。」


「なんで敬語なの?俺らタメだから敬語いらないってー。」



一年なんだ。


「早く保健室いったら?どこか傷付いたんでしょ?」



「心が傷付いたー…」


「知らないし、そんなの。
誰かに癒してもらったら?」


「莉亜ちゃん癒やして?」


はぁ。

「無理。」


翔也と話すと疲れる。


「お願いー!」

そう翔也が言ったとき、他の人の声がした。



「葵、見てー!また翔也がナンパしてるー。」