―――――――――…
変な夢みたから目が覚めた…。

てか朝からいろいろあったなー。


はぁ…

「…めんどくさい。」

「何が面倒くさいの?」


えっ?
誰かいたの?


屋上はあまり人が来ない。


だから誰もいないと思ってここに来たのに…


先客がいるならサボる場所を変えよーっと。


「ねぇ。君、西原莉亜ちゃんでしょ?」


なんであたしの名前知ってるの?

「莉亜ちゃん可愛いから知らない人なんていないと思うよ?」


どーでもいいよ、その情報。


まず…
「あのー誰ですか?」


銀髪の男の子なんて初めて会ったのに。


「俺は木野翔也(キノ ショウヤ)。よろしくね?」


銀髪君はそう言ってニコッと笑った。


翔也って奴、軽い。
しかも笑顔は偽物。
直感的にそう感じた。


「よろしく。」


素っ気なく返事をする。



「じゃあ握手の代わりにチューしよ!」



ほら、軽い。