ホッとしていると赤髪君が話しかけてきた。


「お前、同じ高校だよな?何年?」


「お前じゃない。西原莉亜。
一年だけど?」


「わりぃ。莉亜な、覚えとく!俺は桐山陽向(キリヤマ ヒナタ)。
陽向でいいから。
俺も一年だしよろしくな。」


そういって赤髪君、陽向は手を差し出してきた。


握手かな?



差し出しされた手に握手をする。


いい奴そうだからあたしも笑顔で言った。


「こちらこそよろしくね。」


そしたらまた顔を赤くして
「あ、あぁ。い、行こうぜ」
って言いながら自転車を押して歩く陽向。


さっきから噛みすぎじゃない?笑



歩きながら陽向はいろんな話を聞かせてくれた。


てか、一方的に話していた。