あなたが好きなんですけど！

「あの・・・なんですか？」



この空気に耐え切れなくなって思い切って聞く。





「・・・・いや、先にこっちが聞いたんだけど」



確かに・・・




「いや・・・え～と・・・」



なんて言ったらいいの!?


目がはなせなかった、なんて言えないし・・・。





「その～・・・ビックリしてしまいまして」



あははは・・・・

間違ったことは言ってないはず。



ほんとにビックリしたし。




「・・・・・・」




一瀬は無言で私の横を通り過ぎてイスに座る。


また無視!?!?

どんだけ失礼なの!?