お昼休みを挟んだ5時間目、窓からは穏やかな風が流れ込んでいる。




うんっと伸びをして、ポケットからウォークマンを取り出す。

窓側の、先生からは死角の方にだけイヤホンをつけ、窓に顔を乗せて空を眺める。

私の至福とひと時だったり。





教卓のところでは国語教諭が授業をしているようだ。


「向上心のないものは馬鹿だ。」

…わりと痛いところをついてくる。




相変わらず空は青く澄んでいて、まさに昼寝日和だな、なんて思ったり。