阿部勇生と10日間戦争

誰だよ…急いでるってのにさ。

まぁ仕事に間に合わなそうな時に缶コーヒーでひと息入れてるから言えた義理じゃないんだが。


そう思いながら、俺は鳴っている携帯の画面を見た。


電話の相手は元カノのズーだった。

ズー!!?なんで急に…

それより懐かしいなぁ。

どうしたんだろうか。

って!!懐かしんでる場合じゃない!
早く電話に出なきゃ!

俺は急いで電話の受話器ボタンを押した。

「もしもし」

久しぶりということもあり、声を太くしてクールな感じで言う俺。

すると、

「もしもし勇生?」

一年ぶり懐かしい声が聞こえてきた。