真冬の風が走行中の俺の体を凍らせる

さみぃ。

このままじゃハンドルがにぶる。

温まりてぇ。

俺は時間ギリギリなのを承知で、
一旦、バイクを停車し、近くの販売機に立ち寄った。

俺は迷わずホットの缶コーヒーを購入して一息いれた。

すると、


プルルル プルルル

携帯が鳴った。