俺は、この茶髪の秀太らしき男におっさんに話したことと同じことを話した。
「へぇ、つまりお前は国家財産に手をだしたっていう犯人に仕立てあげられったってことか。」
納得する秀太らしきおっさん。
「それより秀太、例のアレ手に入れてきたか?」
「あぁ、もちろんだ!苦労したんだぜ!?」
そう言うと秀太らしきおっさんは設計図のような物を取り出した。
「これが、あの銀行の見取り図だ。これには進入経路や警備員の配置リストも書いてある!これであの計画の成功確立も上がるってもんだ!」
ドヤ顏の秀太らしきおっさん。
「計画!?それってもしかして…」
「あぁ!そうだ!銀行強盗さ!」
やっぱりな…
「あのー、俺、このおっさんに着いてきただけで、協力するだなんて、一言も…」
「まぁまぁそう言うな。お前だって、この状況を良くしたいだろ?ただ待っているだけじゃ状況は良くなんないぜ?」
だからって銀行強盗はもっと状況を悪くするだけだろ…。

