阿部勇生と10日間戦争

すると、茶髪の男は、寝ている、おっさんに向かって、大声で怒鳴った。

「おい！おい起きろ阿部！なに勝手に俺ん家に人を連れこんでんだよ！！」


そして、

「…。うぅー」


おっさんが起きた。



「おー、なんだ、秀太か。帰ってくるの遅いぞ。何時間も待ったじゃねーか。」


「え、？」

思わず声をだすほど驚いた俺。


どういうことだ！？今秀太って言ったよな？
おかしすぎんだろ！


阿部勇生と名乗るおっさんに付け加え、
秀太と呼ばれるおっさんが今、目の前にいることに俺は疑問を通りこして、恐くなった。


そんな、俺の驚きに気づかず、そのまま会話し続ける二人。



「仕事だったから、しょうがねぇだろ！ったく。お前にここの家の鍵渡したの後悔したわ。んで、このガキは誰だよ？」



「あぁ、こいつか？こいつは、俺と同じ名前の阿部勇生ってやつだ。俺達のプランに手を貸してくれるらしい。」


「へぇ、そうなのか。よろしくな！って！！！お前、阿部勇生っていうのか！？」


驚きまくる茶髪のおっさん。