阿部勇生と10日間戦争

ーーー公園ーーー

さっきの森からずいぶんと歩いたところにある公園に、おっさんは俺を連れてきた。


「おい!おっさん!なんで、こんな所に来たんだよ!」



「まぁ、そう言うな。もうちょっとで着くからさ」


そう言って、おっさんは公園のある場所を指指した。


ダンボールにビニールシートをかぶせた、家?みたいなところを。


俺はその指の指す家?みたいなところまで歩いた。


「さぁ、我が家へ。ようこそ!犯罪者の兄ちゃん。入りな。」


だから犯罪者じゃないって!!
でもどうせ聞かないだろうから、俺は何も言わず、その中へ入った。