「竜也!俺こんなことやってないからな!信じてくれ」
「わかってるさ。でもこれからどうしたらいいか、本当に考えなくちゃだね。」
混乱と焦りが混じりながら言う俺と反対に竜也は冷静に話してくれた。
「…。そうだな。ここにいても、すぐ捕まっちゃうし、どうしたらいいんだぁ!!」
「とりあえず、ここを離れよう。原付はすぐ足がつくから、原付は捨てて、タクシーでどこかに行こう。」
そう言うと竜也は何日もの逃亡生活を考えて、10日間分の食料をリュックに詰めてくれた。
「ありがとうな…竜也。」
「いいさ!とりあえず準備は整ったし、家を出て、タクシーを拾おう!」
そして俺たちは家を出た。