阿部勇生と10日間戦争


俺たちは店から頂いたものを、バッグに詰め、その場をあとにし、デパートの出口向かった。


途中、不穏な警備員の動きがちらつく。



「なぁ秀太。なんかヤバくないか?」


「なにが?」


秀太はこの行為に慣れすぎて、感覚が鈍ってたが、

この状況は絶対やばい!!と俺は思った。


ただの思いすごしであればいいと祈りながら、俺たちはデパートの出口にたどり着いた。


ふぅ。なにもなくてよかったぜ。

俺は軽く安心した。

だが!その瞬間!!

「君ちょっと待ちなさい!」