ファミレスに着くまでも着いてからも終始目立つ私たち。
仕方ないよ、ね~
「てか、なんで名前知ってたの?」
約束通り奢ってもらったパフェを頬張りながら素朴な疑問を口にする。
「有名じゃん、君」
はい、そうでしたー
「自分もね。」
なんか悔しくて反論してみた。
「そうなんだよね~。ねぇ、宮間さんは告白どうやって断ってんの?」
流された…私の反論流されたよ
「で?告白?普通にごめんなさいって」
「えー それだけなの?」
「うん」
素直に頷けば、何故か難しい顔して考えだした。
「澤島くんは?」
仕方なくきいてやれば、
「俺ね、好きな人いるの?とかなんで付き合えないの?とか聞かれるんだけど…」
まぁ、可哀相…
「…他人事だと思ってるでしょ」
すんません 図星です。
「でも、その辺のことなら適当にあしらえばいいじゃん?」
「でも下手に名前あげたらいじめられたりするでしょ?女って卑劣だから」
そこまで考えてんの!?なんて優男
「あっ」
「何っ!?」
急に大声出されてびっくりしてる私を凝視する澤島くん。
「ねぇ、宮間さんも告白に迷惑してるよね?」
「うん。大迷惑してるね」
「恋人いたら告白減ると思わない?」
「思うけど、作る気ないし…」
「俺ら付き合わない?」
いきなりな爆弾発言だった______。