高級アメニティと彼の指先に翻弄されながら、全身を綺麗にされた私。


そのまま私たちは、再び昨夜の情事のアトを残したベッドへ舞い戻っていた。


どれだけ肌を重ねても、満ち足りないと感じるのは、互いを愛している証でしょう?



「いまの俺は、言い表せないくらい幸せだ」

そう言って、口角を引き上げた修平。汗をじんわり掻き、苦しげに言うなんてズルい。


同時にその色っぽい彼の顔を見つめていると、新たな愛しさが込み上げてくる。


離れていた期間があるから。その分、この時がなおさら大切だと感じるもの……。



「私なんて、抱えきれないくらい幸せ貰ってるのに」

「あれ?お返ししきれてないのにな」

「ふふっ、じゃあ私も負けない!修平バカだもん」


「俺は初めて会った時からずっと、真帆バカだけど」

「何も言えないじゃん」

「フッ、本当だもん」

「もう……」

ふわりと漂う彼の爽やかな香りまで、私を捉えて離さないとは困りモノ。