「この学校に風紀委員はいるのか!」
『いりますよ。少なからず宮視先輩がいるんですから』

只今、宮視先輩に捕まっている。

「俺、別に悪い子としてる訳じゃねーし?あれだよな2年のためにあるんだよな?www」
『………で?何かご用ですか?』

先輩は顎に手を当て考えるポーズをとり、僕に視線を戻す。

「気持ち悪い」

『(え!?)』
「お前根はちげーだろ?」
右胸をトンと指で突かれる。

「余所余所しいなおまえ」


痛いところを突いてきた。

「李子にもそんな態度で接してんのか?」

窓の外に体こと視線を移す先輩。校舎には部活をする生徒。
窓を開けていたから声が入ってくる。


『え?どうゆ………!』

振り向いた先輩の目は氷のように冷たいものだった。

「俺が…どうしててめえなんかにこうやって休日までつきまとってくるかわかるか?」

確かにそうだ。普通にいたから気づかなかった。考えてみれば先輩は休日学校になにをしに来てる?

「李子は人には簡単に懐かない。初対面で余所余所しい態度とられてみろ、そいつには絶対…二度と近づかない。李子はそうゆう奴だ。」

『言ってる意味がよく…』

だが、先輩は話を続けていく。