やっぱり触れられるとドキドキする


体が固まりゆっくりと頬がピンクに染まっていく


こんな事で赤くなるなんて恥ずかしいよ

「…ちょっと触っただけだろ?そんな反応すんな…」

「ご…めん。」


またガチャガチャとお皿を洗い始める


お皿も洗い終えソファーに座って話していた時



『ピーンポーン』

「ん…誰か来たな」

春彦が玄関に行き

後ろから私もついて行った

お母さんとかかな今10時だし

ソロソロ帰ってくる時間帯だもん


「俊…お前急にどうしたんだよ」




俊…?

誰だろ

「チョット色々あって…ん?春彦…彼女か?」

目があった!!

かっこいい人っ

春彦って言ってるから友達さんかな

「え…お前リビングに居たんじゃ…」

「あ、ごめん部屋に…」

「部屋に行く前に少し遊びましょうか」



腕を掴まれて下から見上げるその顔は

遠目で見たさっきの顔とは

比べ物にならないほど整っていて

見つめられて凄まじい早さで顔が赤くなるのが


自分でも分かった