「ちけぇな…お前。」
ぎゃあっ
起きてたのっ!?
「なんか用?」
「イヤっ何も無いですっ」
怪しすぎるーーーっっっ
あんな近くで見てるなんてーーー
「…で、何しに来たんだよ?」
春彦は起き上がってまっすぐこっちを見てる
「ご飯…作りに来た」
緊張してきたっ
「ご飯?なんで俺の顔見てたんだよ?」
んん…どう答えたら
「寝てた…から」
怪しい…よね
「寝てたら見んのかよ?…なら今度覚悟してろよ」
なんだと…?
ニヤリと笑う…
覚悟…って
「ふっ…早く飯作れば?ずっとそこで立ってるつもりかよ」
「作るよ!」
ううう~っ
なんだぁあの笑顔は!!
可愛いじゃないのーっ
キッチンに立って何を作るか考えていた時
対面キッチンだから春彦と目が合った
目が合った瞬間春彦の口元が緩んだ
またときめく


