「ただいまー…」

春彦は部屋だしやっぱり返事は…

「遅かったな…」


え…?

春彦

「なんで…?」

「はぁ?なんでって何がだよ」

「あ、いや何も」

ビックリした…

おかえりは聞けなかったけど

待っててくれた

「ずっと待ってたの?」

「バカか。俺がお前を待つかよトイレに来ただけだ」

トイレ…方向違うけど

思わず笑みがこぼれる

優しい…っ

「何も笑ってやがる…キモイぞ」

「うるさいっ」



私は春彦の隣の部屋をかりた

時計に目をやる

5時…か

夜ご飯でも作り始めようかな


リビングに入るドアを開けるとソファーに

春彦がいた

横になって寝転び目をつぶってる

寝てるのかな

ソファーの前にしゃがんで春彦の顔を

見つめてみる



整ってるなぁ

まつげ長いし肌すごいキレイ

唇ピンクでウルウル

髪もサラサラだし


完璧じゃん…男に負けたっ