「とにかく明日からも来い」
と言って私を離した
「…毎日くるの大変なら…泊まってもいいけど」
何サラッと言ってんのっ!!
「ダメだよっベットもないしお風呂も無いしっダメだよっ!!」
うわわっ何言ってんだろ訳わかんないっ
「ベットはお前が使えばいいし…風呂って…あるに決まってるだろ」
またニヤニヤ笑う…
「だから泊まってけ…お前の親には俺から言っとく」
イヤいやイヤイヤ
「ダメでしょお!!」
顔が熱くなってきた…
「なんで?」
「だってっ男と女だよ!?それはさすがにダメだよっ」
口元がニッと上がる
「何赤い顔して言ってんだか、俺はダメだとは思わねぇけど…」
ジリジリと近寄りながら話しを続ける
「お前は何考えてんの?」
また顔が近い…
心臓がウルサイ
「…おい、かのん?」
名前……呼んだ
お前じゃなく
かのんって…
もう…溢れちゃうよ
春彦は余裕たっぷりなのに
ずるい……
私だけこんなの
「…泊まってあげる…」
「ん?」
「料理も洗濯もなんでもするから…するから私のいう事も聞いてっ」
なんでこんなに熱く語ってるんだろ
そんな事より
私、ヤバイ事言ったんじゃない…?


