「あんなこと言って悪かったし、あんなひどいこと言った俺が言える口じゃないけど…
死にたくなるくらい自分を責めるんじゃない。言いたいことがあるんだったら思いっきり吐き出せよ。
な。一人じゃねぇよ、俺が聞いてやる。
…一緒にいてやるから」
もう
あまり真剣な顔で言うから…
ヘラヘラって笑ってられなくなっちゃったじゃない
ねぇ、もう無理して笑ってなくていいかな……?
泣きたいって認めていいかな?
この人は、私を助けてくれるの?
ねぇ
「あなたのこと、信じていいの……?」
「あぁ」
男の人の何の迷いもないその言葉を答えた
もう一回、もう一回だけ人を…
ううん
この人なら……信じてみようかなって
そう思った

