怪我人の手当てをし、一通り済むと私は倉庫から家へ帰った。


「ただいま~」


靴を脱いでリビングへ向かう。

「おかえり…ってその傷…」

「大丈夫だよ?お母さん」


あたしの腕を見て驚くお母さん。
今日の喧嘩でちょっと腕に傷を作ってしまった。


「それよりお母さんお兄ちゃんは?」

「部屋だと思うよ」

「ありがと、じゃぁね」


私はすぐにお兄ちゃんの部屋へ向かった。