「俺には『妃女神』である花奏が妻として相応しい…お前は今日から愛人だ」



「芳樹…さん!?」


「昨日の夜の続きをしようか?花奏」


「え、あ」


「・・・千早さんにもそう言われたけど…芳樹さんのコト信じていたのに!」


寡黙な亜希緒さんが感情を表に出し、声を荒立てた。


速水さんは眉が悲痛に皺寄った。



速水さんの本音を知らない亜希緒さんはショックで寝室を飛び出す。


「亜希緒さん!!?」


「頼む…何も言わないでくれ…」


私は速水さんに抱き寄せられた。


速水さんの胸板は至極の造形美。

知弥以上に、強靭な肉体を持っていた。神様はやはり違う。