WHITEMOON~あやかしの神様~

千早が来なければ、康人の血を一滴残らず俺は吸っていたかもしれない。



倒れた康人を見舞うように、一人の男がやって来た。



康人の所属事務所『ギャラクシー』の新しく社長に就任した安達比呂(アダチヒロ)と名乗った。

彼のそばには芳樹さんが控えていた。


オーダーメイドの上質なスーツを着こなし、眼鏡を付けたインテリ風。



「・・・」



「君のコト…よく知っている…」


「直に目が覚める気にしなくていい」



「君は妖の吸血鬼と人のハーフだよね…。俺たちは神だ…分かっている」



「康人も…そうなのか?」


「コイツは時の神だ…神の血を吸うなんて…たいした野心家だな」


やはり、康人は父上の言っていた時神。