「そんなに驚かれるコトではないでしょ?」



「いや、驚きますって…」


「何だか…亜希緒様…少し変わりましたね…」


「え、あ…」
どうしよう!?別人だってバレ…た?



「それくらいがいいかな?以前の亜希緒様はあまり、感情の出ない寡黙な人でしたから」


「あ、そうですか・・・あははっ」


「・・・」


レーアはバックミラー越しに私の顔を見てクスリと笑った。

アイドル時代の変わらない爽やかな微笑みがすぐ近くになった。



「芳樹様には言わないでください…」


「あ、はい」