「天使たちも創造神様たちも…妖を抹殺しようとしていた。でも、そんな折に、冥府神様は妖たちの味方をしてくれた。それを神の加護だと言うだろう。創造と破滅の為の力を均衡を保つ為…悪いが天狗の力は奪うしかない」



最後の天狗族の純血種。


千早を俺を恨むかもしれないが。


俺は世界の均衡を護る為…対極刃を拾い上げた。



「千早は生きてるか?」



「ああ~大丈夫だ…」



「花奏ちゃんは?」


「白鬼に気を奪われて死にそうだったが…大丈夫だ」



速水さんは冥府神から大きな黒い翼を背に生やし、天狗の姿に変化。



俺は無防備な速水さんの左の心の臟を双剣で貫いた。