龍神は人の姿から、本物の龍になった。



私を背に乗せて、大空から絶壁に聳える城を目指す。


「知弥には色々と世話になっている…」


「へぇ~っ」


「冥府神様とずっと一緒だったが…貞操は守れたのか?」



「え、あ…まぁ~何度か危ない目には遭いましたが…」



「冥府神様…手の早いお方だからな」


「そんなコトはありませんよ~何度か一緒の布団で寝たけど…」


「何度も同衾したのか??」


「ははっ」


私は笑って、誤魔化す。