安達社長は迷いながらも、自分の血の入った血液パックを持って来た。



「俺の力は心神の力…敵の心を読み取るができる」



俺の右手の血管に点滴針を差し込む。



「お前がいくら強いからって…複写能力を使うのは…」


「・・・俺だってまだ、死にたくない…でも、花奏を取り戻したい」


「…」


「天使たちはどうした?ノータッチか?」


「そうだな…神同士の争いだ…俺たちの力でなんとかしてくれとのコトだ…」



「・・・」


「知弥様!!?」
爽爾たちがドアを勢いよく開けて入って来た。


「久しぶりだな…お前ら…元気そうだな…」