俺はベットから降りた。



「知弥!?まだ、躰は…」


「俺が自分の躰を労わる男に見えるのか?康人」


「それは…」


「ともかく、俺を冥界に連れていけ!康人…俺は本当の花奏に会いたい!」


「欲求不満か…知弥…」


「そうだな…躰が花奏を求めている…」


「芳樹が妖を冥界に集めている…恭が倒れた今…世界の均衡が崩れている。容易に、冥界とこの世界に行き来が可能な状態だ」



「いつでも、『百鬼夜行』となるぜ。どうする?知弥」


「智成様はどうするおつもりですか?」


「俺たちは四神は冥界に赴き、四方に結界を張り…容易に妖をこの世界に行かせないようにする」