「…お前…小笠原知弥に血を吸わせたのか?」



「ああ…」


「恐ろしいコトをするな…ヤツが謀反を起こせば…どうなる?」


「俺は知弥を信じてる…」


「やはり…お前と知弥は深い間柄だな…」


「たくっ…誤解も甚だしいぞ。ナル…」


「お前たちは誤解されるような言動や行動が多いんだよ」



遠い場所で、交わされる会話。


人物は3人。



安達社長に智成様に康人の声…



俺はゆっくりと目を開けた。


「ここは?」


「俺の経営する病院の特別室だ…」