亜希緒さんは私の尋常じゃない様子に慄き、会場から逃げ出す。


強い霊気に私は支配され…我を失いかけていた。


微かに残った意識で必死に抵抗するけど。


知弥の言う通り…この指輪に宿る力は強大。
言えしれない大きな力に抗うコトができない。




私は階段を降りようとする亜希緒さんに飛びかかり、そのまま二人で階段を転げ落ちた。




視界をグラつかせて、そのまま全身を階下に打ち付けて、意識を失った。