WHITEMOON~あやかしの神様~

「ちがう!!パパはママを愛してる…」



「聞き分けの悪い…ガキだな…」


千早さんがウザそうに、悠樹君を突き飛ばす。


「ち、千早さん…いくらなんでも…酷すぎます!」


「悠樹!!?」


亜希緒さんがその場に倒れ込んだ悠樹君に駆け寄る。



「ママ…ボクは痛くないから…」


悠樹君の右膝には擦り傷が出来ていた。


「ママには悠樹がいるから…寂しくない…ゴメンね…悠樹…弱いママで…」


「迦楼羅様が待っています…行きますよ…花奏様」


二人に詫びず、千早さんは私の左手を乱暴に掴み、立ち去った。