WHITEMOON~あやかしの神様~

* * *

いつ見ても寂しい中庭…


陰鬱な私に悠樹君が近づいてきた。


「ママにパパをかえして!!花奏ちゃん」


「えっ!?」


「おねがい…だって、ここに来て…ママは泣いてばかりなんだ」


「え、あ…」



速水さんの頼みでずっと、恋人の振りをしていたけど。


私もそろそろ、限界だった。



「実はね…」



私は悠樹君に真実を話そうとしたけど、
私に纏わり付く悠樹君を亜希緒さんが来て引き離した。


「悠樹…何言ってるの?」